海外FXでトレードをしたいけどMT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)それにcTraderの違いが分からずどちらを選べばいいか迷ってる人も多んじゃないでしょうか。

初心者ならFX会社が提供しているトレードアプリを使うのもいいけどチャートをしっかり見たい中~上級者には機能が物足りないんだよね。

比較ポイント↓ | MT4 | MT5 | cTrader |
---|---|---|---|
使いやすさ | 少し複雑 | 複雑 | カンタン |
注文方式 | STP・ECN | STP・ECN | ECN |
約定力 | 普通 | やや速い | 高い |
約定スピード | 普通 | やや速い | 速い |
動作速度(フィーリング) | 普通 | やや軽い | かなり軽い |
選べる時間足の種類 | 9種類 | 21種類 | 26種類 |
気配値ウィンドウの機能 | 物足りない | 充実の高機能 | 充実の高機能 |
モバイルアプリの機能 | 物足りない | 充実の高機能 | 充実の高機能 |
板情報の有無 | なし | 特定業者のみ有 | 有 |
インジケータ数 | 31種類 | 40種類 | 67種類 |
EA(自動売買)の対応 | 充実 | やや少ない | 少ない |
コピートレード | 多い | 普通 | 少ない |
日本時間の表示 | カスタムすれば可 | カスタムすれば可 | 可能 |
対応のデバイス | PC対応 (Win/Mac) スマホ対応 (iOS/Android) |
左に同じ | 左に同じ |
開発会社 | メタクォーツ | メタクォーツ | Spotware System |
使える海外FX業者 | ほぼ全社が対応 | 大手はほぼ対応 | 大手はほぼ対応 |
cTraderが唯一使える海外FX業者⇛ AXIORY(アキシオリー)
海外FXが初めての人には⇛ MT4とMT5の両方が選べるXM Trading(日本人登録者数1位)
MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、MetaQuotes社が、cTraderはSpotware System社が提供しているトレード用のプラットフォームですがカンタンに言えばMT4の進化版がMT5なのでMT5を使えば間違いはありません。
なお、cTraderも便利ですがスキャルピングに特化したようなものなので超短期トレードに特化していない人はMT4とMT5で選ぶのが無難かなと思います。
ただしトレーダーによってはMT5は必要以上の高スペックさを感じ使いづらさを感じる人もいます。

個人的には、MT5は不必要な(僕には高機能過ぎるから)機能が沢山で最初は使いづらかったんだよね。でもトレード対象がMT5しか対応してないから使ってるんだ。まあ、使えば意外とすぐに慣れるもんだよ。
海外FXをやりたいけど自分にはMT4とMT5またはcTraderのいずれが合っているか?それぞれの違いなど選ぶヒントを以下にまとめてみました。
MT4・MT5・cTraderの違いをカンタンに比較
まずは、詳細の解説をする前にMT4・MT5・cTraderの3つの違いをカンタンに比較してみました。
プラットフォーム | 対象商品 | 特徴 | スクリプト※ | 対象者 |
MT4 | ・FX ・特定のCFD |
シンプルで使いやすい 安定性が高い 多くのEAに対応 |
MQL4 | 初心者〜上級者 |
MT5 | ・FX ・株式 ・商品 ・先物 |
高機能(高速処理) 多市場対応 |
MQL5 | 中上級者 |
cTrader | ・FX ・CFD |
スキャルピング向け 直感的に使える |
C#(cAlgo) | 初心者〜中級者 スキャルピング デイトレ |

対象者はあくまでも目安だよ。例えば上級者であってもCFDやるならMT5じゃトレードできないし、株式や商品や先物やるならMT4とcTraderじゃトレードできないからね。
※スクリプトは「対応言語」とも呼ばれるものでEA(自動売買)ツールを使いたい人に関係してきます。EAツールとスクリプトがマッチしていなければ動作しないのでEA利用者は事前に確認しておく必要があります。
MT4・MT5・cTraderのチャートの種類を比較
プラットフォーム | 使えるチャートの種類 |
MT4 | バー/ロウソク足/ライン |
MT5 | バー/ロウソク足/ライン |
cTrader | バー/ロウソク足/ライン/ドット/エリア/HLC |
続けて、MT4・MT5・cTraderのそれぞれの特徴を深堀りしてみました。
MT4・MT5・cTraderの違い(9項目)
- 市場の違い
- 注文スタイルの違い
- 取引時間とカレンダー機能の違い
- マーケット深度(板情報)の違い
- プログラミング言語(EA・インディケーター)の違い
- マルチアセットの違い
- ストラテジーテスターの違い
- プラットフォームの速度と性能の違い
- 互換性の違い

上記9項目について、以下でそれぞれ詳しく違いを解説してみるわね。
MT4とMT5とcTraderが対応している市場の違い
- MT4は通貨ペアと特定のCFD市場のみに対応
- MT5は通貨ペア以外の数多くの市場に対応
- cTraderは通貨ペアとCFDに対応
MT4は通貨ペアと特定のCFD市場のみに対応
MT4は主に外国為替(FX)取引に焦点を当てられています。具体的には例えばドル円などのようないわゆる通貨ペアの取引きに向いているトレードツールです。
仮想通貨CFDや株式CFDなど特定のCFDにも対応はしていますがあまりマイナーなCFDまではカバーしていません。
MT5は通貨ペア以外の数多くの市場に対応
MT5はMT4の進化版で高機能になっていることが注目されがちですがMT4が対象としていた通貨ペアに加えて株式・コモディティ・インデックス・先物・オプション・仮想通貨など、より幅広く対応しているのも特徴です。
利用できる対象商品が増えているだけでなく、MT4では不足していたと思われる機能を強化したり、時間足をさらに細かく細分化したりとMT4では得ることができなかった高レベルの分析も可能になっています。
cTraderは通貨ペアとCFDに対応
cTraderは通貨ペアとCFDの両方に対応していますが、あくまでもスキャルピングなど超短期のトレードに向いているものなのでいくらトレード対象のCFDがあっても短期トレードをしない人にはオススメではありません。
注文できるスタイルの違い
MT4・MT5・cTraderの順に注文スタイルの種類が充実していきます。
つまり、新しく開発されたものほど注文スタイルが充実していると言えます。
注文可能な注文方法 | |
MT4 | ワンクリック/分割決済 |
MT5 | ワンクリック/一括決済/分割決済 |
cTrader | ワンクリック/一括決済/分割決済/建玉変更※ |
※cTraderとMT5はいずれも板情報からワンクリックで注文ができますが建玉の指定を変更できる(ポジション決済できる)のはcTraderだけです。

上記の注文方法がどのような意味か以下にまとめておいたよ。
取引時間とカレンダー機能
【取引時間】
MT4とMT5とcTraderの取引時間は基本的には「月曜午前5時~土曜午前5時」ですがcTraderだけはブローカー(FX業者)により異なることがあります。
【カレンダー機能】
- なし MT4
- あり MT5・cTrader
MT4を使っていても経済カレンダー機能がないため「今日は何の大きな発表があるのか?」などトレードの損益に直結する発表イベントに気付けないままポジションを持ち続けてしまうリスクがあります。
つまりMT4の利用者は自分で経済イベントを調べて常にチェックをする手間がかかるわけです。
一方でMT5とcTraderには経済カレンダーがプラットフォーム内に組み込まれているため、重要な経済指標やイベントをリアルタイムで知ることができます。
なお、cTraderなら通知機能も備わっているため重要なイベントを逃す心配がありません。

いちいち自分で日時を調べたり確認する必要がないから安心だね。とくにファンダメンタル分析をするトレーダーには今や必須だね。
マーケット深度(板情報)
- 板情報なし MT4
- 板情報あり MT5・cTrader
MT4にはマーケット深度(Depth of Market)の機能(以下、板情報)がありません。
板情報とは市場の大きさがどのくらいか知れる機能のことで主に大口トレーダーが「この予算ならどの程度の数量を注文できるか?」を即確認するための機能です。
リアルタイムのオーダーブックが見れるので市場の流動性を確認するのにも役立ちます。
そうしたトレードを有利にする板情報はMT5とcTraderには備わっていることから大口トレーダーだけでなく法人口座でトレーダーする人にとってもMT5とcTraderの2択になると言えそうです。
プログラミング言語(EA・インディケーター)
MT4 | MQL4(MetaQuotes Language 4) |
MT5 | MQL5(MetaQuotes Language 5) |
cTrader | C#(C#ベースのcAlgo) |
MT4はMQL4(MetaQuotes Language 4)がEAやカスタムインディケーターの作成に利用されています。
MQL4はプログラムがシンプルなのが魅力ですがより高度なシステムが使えるMT5のMQL5やcTraderのC#が主流となりつつあります。とくにC#は外部アプリとの連携が可能など汎用性と柔軟性が魅力となっています。

MQL4とMQL5は異なるのでMT4で作ったEAやインディケータをMT5でそのまま使うことはできないよ。
マルチアセット取引
マルチアセット対応 | 取引資産 | 特徴 | |
---|---|---|---|
MT4 | 限定的 | ・FX ・CFD |
シンプル、FX中心 |
MT5 | 対応 | ・FX ・CFD ・株式 ・先物 |
幅広い資産、分散投資に適した構成 |
cTrader | 対応 | ・FX ・CFD ・株式 ・コモディティ |
ECN対応、流動性の高さ |

マルチアセットとは複数の資産(戦略)に分散投資を行う運用商品のことよ。
MT4はその用途をFXトレードにフォーカスしているため最近人気のある各種CFD(株式・仮想通貨・GOLD等)のトレードに使えません。つまりマルチアセット非対応です。
一方でMT5とcTraderはマルチアセットプラットフォーム対応なのでFXの他にも株式・仮想通貨・コモディティ・先物・GOLDなど貴金属など多くの種類の資産クラスを1つのプラットフォームで取引可能となっています。

GOLD/ドルなんかは土日も関係なく365日いつでもトレードできるから凄く人気があるんだ。平日はドル円とかのトレードしている人が土日にGOLD/ドルをやるパターンが多いね。

GOLDってボラティリティが高い(値動きが激しい)から利益がドカンと大きくなりやすいのが魅力なのよね。
ストラテジーテスター
主な機能 | 複数資産対応 | ティックデータ精度 | リスク分析 | |
---|---|---|---|---|
MT4 | 単一通貨ペアのバックテスト シンプルな最適化 |
なし | 限定的 | 非対応 |
MT5 | 複数資産のテスト ティックデータ対応 高度な最適化 |
あり | 高精度 | モンテカルロ分析対応 |
cTrader | ティックデータテスト 使いやすいUI |
部分対応 | 高精度 | 非対応 |

ストラテジーテスターっていうのは歴史的データを使って自動取引戦略のバックテストや最適化するためのツールのことよ。
MT4の場合は単一の通貨ペアでのみバックテストできシンプルな設計で初心者でも使いやすい印象ですがMT5とTraderには性能で負けます。
MT5はさすがMT4の進化版ということもあり数の通貨ペアを同時にバックテストできたり、MT4より詳細で高度なバックテスト・最適化・モンテカルロ法を用いたリスク分析が可能です。正確さでもMT4より上です。

データ精度そのものはMT5とTraderは同程度なので複数資産対応かモンテカルロ分析が可能かなどトレーダーが優先したい内容で使い分けることになるよ。
プラットフォームの速度と性能
速度 | 注文処理 | サポート資産 | |
MT4 | 高速 (低スペックPC向け) |
主にSTPやディーリングデスク | FX(例外もあり) |
MT5 | 高速 (マルチスレッド対応) |
ECN対応、NDDモデルで高速 | FX 株式 先物 CFD |
Trader | 高速注文 低レイテンシ※1 |
完全ECNでスリッページが少ない | FX CFD※2 |
※1,レイテンシとは転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでの通信の遅延時間です。
※2,FX業者により取り扱い内容には差があります
MT4は性能がシンプル(簡素)なので低スペックのPCやモバイルデバイスでも動作が安定して使えますが性能面ではMT5とTraderが上回っています。
ただし最新技術が盛り込まれているMT5の場合には高性能なPCでないとせっかくの高速で安定した動作が実現できません。特に大量データ処理が求められる瞬間にはパフォーマンスの違いがPCスペックで如実に現れます。
なお、Traderはスキャルピングのような超短期トレードをする人に特化しているためMT5とTraderで迷う心配はなさそうです。

使ってるPCがハイスペックもしくは買い替えできるならMT5の選択が理想的だよ。
ちなみにPCスペックが低いのにMT5を選ぶとむしろMT4より快適さが落ちるので注意してね。
互換性の都合で移行できないケースも
他プラットフォームとの互換性 | |
MT4 | MT5/cTraderと互換性なし |
MT5 | MT4/cTraderと互換性なし |
cTrader | MT4/MT5と互換性なし |
互換性という点ではMT5はあまり得意ではありません。というのもMT4で利用できたEAやインディケーターをMT5で利用できるケースはまずないからです。
MT4からMT5に移行する場合は再プログラミングをするのが前提となります。

もしもMT4用に作られたカスタムインジケータをそのまま同じ見た目と操作性で使うことにこだわるならMT4をそのまま使うしかないってことね。
ただし、上級者トレーダーを目指す人は1日でも早くMT5やcTraderに慣れるべきよ。
MT4とMT5のどちらを選ぶべきか?
MT4が向いているトレーダーの特徴
- FX取引(通貨ペア)に特化している人
- 操作を覚えるのが苦手でシンプルなものを好む人
- 高性能で多機能よりもサクサク動く快適なプラットフォームを好む人
- 豊富なサードパーティ製インディケーターを使いたい人
- EAを使いたい人
MT5が向いているトレーダーの特徴
- トレード対象がFX(通貨ペア)以外もトレードしたい人
- 株式・コモディティ・仮想通貨・貴金属などをトレードしたい人
- 高度な分析機能やストラテジーテスターを使いたい人
- 複複雑なトレード戦略を使用したい場合
- トレード初心者だけど操作等を覚えるのが得意な人
- これから海外FXを本気でやるつもりの人
cTraderが向いているトレーダーの特徴
- スキャルピングやデイトレードを好むトレーダー
- ECN口座での透明性を重視するトレーダー
- 直感的な操作性とカスタマイズ性を求めるトレーダー
- 自動売買を利用したいトレーダー
- 透明なスプレッドと低い取引コストを重視するトレーダー
cTraderが唯一使えるのは⇛ AXIORY(アキシオリー)
MT4・MT5・cTraderの違い まとめ
MT4とMT5にはそれぞれ異なる強みと特徴がありましたが、カンタンに違いを分けるとシンプルで使いやすくて取り扱いしている海外FX業者がほぼ全社なのがMT4で、それが進化したのがMT5です。
ただしMT5はEAが使えるものが少ないことや取り扱いしている海外FX業者がMT4よりも少ないなどのデメリットもあります。
とは言え、MT4でトレードできない人気のGOLDや仮想通貨など幅広いトレード対象があったり、使いこなせばMT4で不可能だった高レベルの分析やトレードスタイルがとれるという大きな強みもあります。
一方、cTraderはECN取引で透明性が高く、スキャルピングやデイトレードに適しており、直感的な操作性やリアルタイムのマーケット深度機能、スプレッドの透明性を重視するトレーダーに最適です。
今からMT4とMT5とcTraderで迷うなら基本的にはMT5を利用した方が良いですが、スキャルピングに特化しているトレーダーならcTraderがオススメです。
EA利用にこだわる人や操作が複雑だとトレードを挫折しそうな気がしている人は今でもMT4をオススメしますが、なるだけ今のうちからMT5かcTraderに慣れておくほうが無難です。
コメント