Exness(エクスネス)の口座は全部で5タイプがありますがトレーダーによっては選んだ口座によってメリット・デメリットもあります。
そこで今回はExnessの全口座情報とトレーダーごとに向いている口座名の紹介をしてみました。
Exnessの口座は全5タイプ(スタンダード2・プロフェッショナル3)
口座タイプ | 最適なトレーダー |
スタンダード口座(一番人気) | 初心者~上級者 |
スタンダードセント口座 | 初心者 |
ロースプレッド口座 | 中~上級者 |
ゼロ口座 | 中~上級者 |
プロ口座 | 上級者 |
スタンダード2口座とプロフェッショナル3口座の合計5口座がありますが、まずは多くのトレーダーが利用しているスタンダード2タイプからご紹介します。
スタンダード口座2タイプ
Mスタンダードセント口座はセントロットはスタンダード口座の100分の1のことだよ。このセント口座は2022年に登場したもので従来からのスタンダード口座じゃ予算が厳しい人のために追加されたんだよ。
口座のタイプ | スタンダード
(人気1位) |
スタンダードセント
(初心者用) |
通貨単位(ドル) | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
取引商品 | 外国為替
CFD(貴金属 |
外国為替
CFD(貴金属) |
レバレッジ上限 | 2倍~無制限 | 2倍~無制限 |
ロット範囲※ | 0.01~200ロット | 0.01~200セントロット |
最大ポジション | ・MT4 1,000ロット ・MT5 無制限 |
MT4 1,000セントロット |
初回入金額 | 150ドル | 150ドル |
注文執行方式 | 成行約定 | 成行約定 |
スプレッド | 0.3 pips~ | 0.3 pips~ |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
マージンコールライン | 証拠金維持率60% | 証拠金維持率60% |
ロスカット水準 | 0% | 0% |
取引ツール | MT4・MT5 | MT4のみ |
※ロットは【夏時間】午前6:00~午後3:59【冬時間】午前7:00~午後4:59の間は最大20ロット・20セントロットにそれぞれ変更となります。
スタンダード口座は資金が少ない人に最適!セント口座はスタンダードよりさらに手軽に使えるため初心者や予算を抑えたい人向けよ。
スタンダードとスタンダードセントの具体的な違い
変動額 | スタンダード口座 (1ロット) |
スタンダードセント口座 (1セントロット) |
1pips | 1,000円 | 10円 |
10pips | 10,000円 | 1100円 |
100pips | 100,000円 | 1,000円 |
ちなみにスタンダードセント口座の最小ロットは0.01ロットだからその場合は1pipsの変動額は10円の1/100にあたる0.1円というミニマムさになるわよ!
ただしスタンダードセント口座はトレード対象が少ない6種類(USC・EUC・GBC・CHC・AUC・CAC)の通貨だけだよ。ご覧のように日本円に対応してないから日本円で入金する時に為替手数料が発生するんだけど驚かないでね。
プロフェッショナル口座3タイプ
口座のタイプ | ロースプレッド
中上級者用 |
ゼロ
中上級者用 |
プロ
中上級者用 |
通貨単位(ドル) | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
取引商品 | 外国為替 CFD(貴金属 ・エネルギー・株式・ 株式指数・仮想通貨) |
外国為替 CFD(貴金属 ・エネルギー・株式・ 株式指数・仮想通貨) |
外国為替 CFD(貴金属 ・エネルギー・株式・ 株式指数・仮想通貨)) |
レバレッジ上限 | 2倍~無制限 | 2倍~無制限 | 2倍~無制限 |
ロット範囲※ | ~200 | ~200 | ~200 |
最大ポジション | MT4 1,000 MT5 無制限 |
MT4 1,000 MT5 無制限 |
MT4 1,000 MT5 無制限 |
初回入金額 | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
注文執行方式 | 成行約定 | 成行約定 | 即時約定 成行約定はMT5のみ ※仮想通貨は成行約定 |
スプレッド | 0.0 pips~ | 0.0 pips~ | 0.0 pips~ |
取引手数料(1Lot) | 片道最大3.5ドル | 片道0.2ドル~ | 無料 |
マージンコールライン | 証拠金維持率30% | 証拠金維持率30% | 証拠金維持率30% |
ロスカット水準 | 0% | 0% | 0% |
取引ツール | MT4・MT5 | MT4・MT5 | MT4・MT5 |
※ロットは【夏時間】午前6:00~午後3:59【冬時間】午前7:00~午後4:59の間は最大20ロット・20セントロットにそれぞれ変更となります。
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Exnessの全口座で共通している特徴
- 最大レバレッジで無制限が使える(ただし条件あり)
- 無制限レバが使えなくても2,000倍レバが使える(ただし条件あり)
- 初回入金時のみやや大きい金額が必要
- ゼロカットシステムがあり借金の心配がない
- ロスカット水準0%と低くギリギリまでトレードできる
- マージンコールラインが証拠金維持率60%または30%と高い
- スワップフリー
- スプレッドが狭い
- 成行約定と即時約定がある
- 法人口座が作れる
最大レバレッジで無制限が使える(ただし条件あり)
Exnessではどの口座を利用しても一定の条件をクリアした状況下では最大レバレッジを無制限で使うことができます。
最低10回の取引・合計5ロット以上の取引・証拠金残高1,000ドル未満という条件を満たしている場合に限りレバレッジが無制限となります。
1,000ドル未満に調整しながらトレードを繰り返せばとんでもない利益率を維持できるので他の海外FX業者から乗り換える人が多いのも納得です。
無制限レバが使えなくても2,000倍レバが使える(ただし条件あり)
Exnessのレバレッジは最大時に「無制限」が使えますが証拠金残高が1,000ドル以上になるとレバレッジ制限をされますが証拠金残高が4,999ドルまでに抑えておけば2,000倍のレバレッジを使うことができます。
他社にはレバレッジ2,000倍が使えるところはBigBossくらいしかないので大変貴重な存在です。
証拠金残高 | 利用可能なレバレッジ |
1,000ドル未満 | 無制限 |
4,999ドル以下 | 最大2,000倍 |
5,000~29,900ドル以下 | 最大1,000倍 |
30,000ドル以上 | 最大500倍 |
初回入金時のみやや大きい金額が必要
スタンダード2口座が10ドルでプロ3口座は1,000ドルと初回入金額については他の海外FX業者に比べるとわりと厳しい条件となっています。
初めてトレーダーに挑戦する人にとってはプロ口座の初回入金額1,000ドルは大きい壁に感じるかもしれませんがそれはExnessがプロ口座には中級~上級者の利用を想定しているからだと言えます。
そもそもプロ口座を使う人って初回だけでなく常に1回1,000ドル以上は余裕で入れる人が多いから得に問題にもなってないのよね。
ゼロカットシステムがあり借金の心配がない
Exnessも他の多くの海外FX業者と同じでゼロカットシステムを採用しているためシステム処理が間に合わずに借金ができる心配がありません。
これが国内FXをやっている場合だとマイナス残高が発生したら支払いを求められますがExnessならマイナス残高はExnessが補填してくれるのでトレーダーに金銭の負担がないのは大きな安心材料です。
ロスカット水準0%と低くギリギリまでトレードできる
Exnessのロスカット水準は0%と極めて低いためトレードの読みが外れて証拠金残高が減少してもギリギリのところまでトレードが継続でき、値動きが反転するまで持ちこたえやすい強みがあります。
これが他の海外FX業者だとロスカット水準が20%というところもあるのでExnessよりも随分と手前の段階で強制退場となってしまいます。
僕自身、ロスカット20%未満のところから値動き反転で大きな利益になるまで戻った経験を何度もしているよ。ロスカット0%のExnessだからこそ助かったと思ってるよ。
マージンコールラインが証拠金維持率60%または30%と高い
マージンコールラインはすこし不便に感じるところがあります。スタンダード口座だと証拠金維持率が60%と非常に高い位置にあることです。ちなみにプロ口座は30%とやや低いのでもう少し実用的かなと思います。
マージンコールは証拠金残高が減っていることを通知してくれるものですが証拠金維持率が60%も残っている時点で通知をされてもあまり意味がないと思うわけです。
60%を下回ってもそのままトレードを継続する人がほとんどだからです。
その点、プロ口座の30%は実用的だと思います。
私の場合、スタンダード口座を使う時はマージンコールはアテにならないから、変わりにマージンコール代わりに最小ロットで1つポジションを持ち、自分で決めた損失額になれば損切りするように設定してるわ。損切りした通知が届くから事態に気付けるのよね。
スワップフリー
Exnessでは特定銘柄で一定量のトレードを行うと「優待スワップフリー」にアップグレードされます。
対象の通貨ペアは以下のように「USDJPY・EURJPY・NZDJPY」などメジャーなペアあるよ。マイナススワップに怯えることなくポジションを長期保有できるのはめちゃくちゃ安心だよね。
AUDNZD | AUDUSD | EURCHF | EURUSD |
GBPJPY | GBPUSD | NZDUSD | USDCAD |
USDCHF | USDJPY | USOIL | AUDCHF |
AUDJPY | EURAUD | EURCAD | EURGBP |
EURJPY | EURNZD | GBPCHF | GBPNZD |
NZDJPY | NZDCAD |
スプレッドが狭い
Exnessはスプレッドが狭いことでも有名で最小0pipsの場合もあります。
例えばロースプレッドの場合は以下のようになります。
Exnessの口座タイプ | USDJPY | EURUSD | GBPUSD | XAUUSD |
ロースプレッド口座 | 0.7 | 0.7 | 0.8 | 6.9 |
ちなみに手数料は片道3.5ドルがかかるよ。他社だと手数料がタダのところもあるけど予定外で長期ポジション保有してしまうとマイナススワップで大損失になることもあるからExnessの方が安心だね。
全口座タイプが成行約定(プロ口座のみ即時約定もあり)
Exnessの口座は全タイプが成行約定でプロ口座だけが即時約定も選べるようになっています。
成行約定だとリクオートが発生しないのが魅力ですが、ボラティリティとスリッページへのリスクは存在します。
法人口座が作れる
Exnessは法人口座を利用している場合でも5種類全ての口座タイプを利用できます。
Exnessの全5口座のそれぞれの特徴(良い点・悪い点)
スタンダード口座の特徴
良い点
スタンダード口座はスプレッドや手数料やロット数などバランスの取れた口座で、特にスプレッドについては低スプレッド口座でないにもかかわらず最低0.3pipsからの低スプレッドでトレードできます。
Exnessは初回入金時のみ大きな金額を求められますがスタンダードは「初回のみ150ドル以上の入金」と条件がやや緩いです。これがプロ口座だと「初回のみ1,000ドル以上」と全く違ってきます。
トレードできる銘柄がExness内で最多(以下表のとおり)
FX通貨ペア | MT4MT5 各96銘柄 |
貴金属CFD | MT4MT5 各15銘柄 |
エネルギーCFD | MT4MT5 各3銘柄 |
株式CFD | MT4が72銘柄 MT5が93銘柄 |
株価指数CFD | MT4MT5 各10銘柄 |
仮想通貨CFD | MT4MT5 各10銘柄 |
合計 | MT4/206銘柄 MT5/227銘柄 |
悪い点
スプレッドが最低でも0.3 pipsということからプロ口座の最低0pipsと比べるとスキャルピング派やデイトレ派からすれば使い勝手が悪いです。
スタンダードセント口座の特徴
良い点
「初回のみ150ドル以上の入金」と条件がつきますがプロ口座だと「初回のみ1,000ドル以上」なので使いやすい。
スタンダードセント口座は小口のトレーダー向けに用意されていることもあり取引手数料やスプレッドが比較的低く済みがちです。
スタンダード口座はプロ口座よりも少ない入金額でトレードを開始できるためリスクを最小限に抑えながらトレードを始めたい人にも最適です。
例えば10通貨からの小ロットで最大レバレッジを活用してトレードができます。
レバレッジ次第では大きなトレードもできるので中級者トレーダーでも不満なく利用されている方も多いです。
悪い点
MT4しか使えないため既にMT5に慣れている人には物足りなさを感じることになります。
そして大口のトレーダーや法人トレーダーのような資金が大きな人には適していません。
一部のスタンダードセント口座では他の口座タイプと比較すると低いレバレッジしか使えないこともあり「レバレッジこそ全て!」というトレーダーには物足りなさを感じる可能性があります。
スタンダードセント口座では高額のプロフェッショナル向け口座と比較すると、取引ツールや機能が制限されるケースがありすでに他社の海外FX業者でバリバリとトレードをしていた人には物足りなさを感じると思ます。
ロースプレッド口座の特徴
良い点
Exnessの口座内では最もスプレッドが狭いです。
1ロットの取引あたり最大で7ドル(7pips)の手数料がかかりますがそれでも1ロット10万通貨でトレードできるのでトレードのやりがいがあります。
ちなみに米国株CFDは手数料が無料なので実際に米国で人気企業のNVIDIAやAppleにも手を出しやすいのが魅力です。
悪い点
初回入金額が最低でも1,000ドルというやや高額設定になっているため初心者トレーダーは手を出しづらい口座です。(初心者用ではないので当たり前ですが)
ロースプレッド口座でもっとも残念な点は取り扱い銘柄の少なさです。
ただしメジャー通貨はDXY・EURUSD・GBPUSD・NZDUSD・USDCAD・USDCHF・USDJPYのようにスタンダード口座と同じラインアップなのでマイナー通貨やエキゾチック通貨を求めなければ問題はないと思います。
ゼロ口座の特徴
良い点
1ロット10万通貨でトレードできるため高額トレーダーや法人トレーダーでもトレード量は十分満足できると思います。
スプレッドも狭いどころかメジャー通貨だと1日のトレード対象時間内の95%もの時間でスプレッドがゼロです。
悪い点
ゼロ口座も初回入金が1,000ドル以上という条件があります。
また、1ロットあたり0.2ドル以上の手数料が発生します。ただしメジャー通貨だとスプレッドが狭い(もしくはゼロ)ため手数料分のデメリットはカバーできているかと思います。
ただしメジャー通貨以外の場合はロースプレッド口座よりもトレードコストがかかるので注意が必要です。
プロ口座の特徴
良い点
1ロット10万通貨でトレードできるため高額トレーダーや法人トレーダーでもトレード量は十分満足できると思います。
トレード手数料が無料でスプレッドも狭いたプロという名前にふさわしい口座です。
レバレッジも当然に無制限を使うこともできます。
なによりも即時約定を採用している唯一の口座なので、約定さえすれば狙った金額でポジションを持てるため緻密に計算をしてコツコツ利益を出しやすい口座と言えます。決して注文が滑ることはありません。(これのデメリットについては次の悪い点でご紹介します)
悪い点
プロ口座も初回入金が1,000ドル以上という条件があります。
即時約定を採用していることからスリッページの心配はありませんがリクオートの発生リスクがあります。(リクオート=約定の拒否)
トレーダーであれば少し注文ズレが発生したとしても「約定」さえしてくれればその後に利益が発生する可能性が残っているので安心だと思いますが、約定拒否だと注文が通っていないことになるのでそもそもトレードに参加していないことになり完全なるチャンスロスです。
デイトレやスキャルピングなら次のチャンスがすぐやってくるかもしれませんが、じっくり狙って大きなトレードをしたい人には約定拒否はキツイです。
Exnessの口座と他海外FX業者の口座を比較して感じたこと
Exnessと他の海外FX業者の口座を比較すると、どの口座を選んでも最大レバレッジが無制限ということや無制限がダメでも2,000倍のレバレッジが使えるところが最大の強みだと分かりました。
日本語サポートもしっかりしており入金手段も豊富な業者でレバレッジが無制限のところはExnessの他には存在しておらず、なおかつどの口座でもスプレッドが狭い業者という強みはインパクトがあります。
ただし初回の最低入金額がスタンダード口座は150ドル、プロ口座だと1,000ドルというところや、最大レバレッジ無制限を使うための条件を維持することなどを考慮すると中級~上級者トレーダー向けだと感じました。
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