FXのことを「勝敗確率が2分の1だからギャンブルだ」と決めつける人も多いです。でも、ギャンブルとは思えない特徴があるからこそFXを法人や個人事業主でトレードしている人も多いわけです。
そこで今回は「FXがギャンブルかどうか」調査した結果とその理由について紹介してみました。
FXって注文後に為替値が上下どちらに動くかの2択だからギャンブルと思う人がいるのも納得はできるね。
例えば10万円を1億円まで増やせる可能性があるのがFXの魅力だけど、それってギャンブルの匂いしかしないのよね。
FXはギャンブルではなく投資です
当サイトが調べた結果や世間の評価のどちらでも「FXはギャンブルではなくれっきとした投資」だと分かりました。
理由については後に詳しく解説しますが、最初に分かりやすい根拠をあげるとするなら「日本なら金融庁が認めた投資商品」ということと海外の場合には「金融ライセンスを発行された会社が扱う投資商品」だからです。
FXがギャンブルならギャンブル協会やマルタやキュラソーなどの国際的なギャンブルライセンスのもとに運営されることになるんだ。
つまりバックについている団体が金融系かギャンブル系かで判断は単純明快というわけね。
FXとギャンブルの違いとは?(最大の違いはイカサマの有無)
FXもギャンブルも「運が左右する」という共通点はありますがFXの場合には運はわずかで運以外の要素が圧倒的に大きいのが特徴です。
ちなみに、ギャンブルにはイカサマのリスクがありますがFXはイカサマが存在しません。(イカサマのやりようがない)
スポーツ賭博(競馬・競艇・競輪等)はたびたび八百長が話題になるくらいだしカジノやパチンコ屋でも不自然な結果になることは多くの人が体験していると思います。
一方で、FXは世界中の経済が複雑に作用している特徴からイカサマのやりようがありません。
FXをギャンブル扱いする人の意見
- 市場の先が確実には読めないから
- 他人の心理が相場に影響するため
- 損か得の「確率2分の1」はギャンブルと同じだから
市場の先が確実には読めないためギャンブル扱いする人がいる
市場の先は誰もが確実には読めません。もちろんチャート分析や過去の同状況から推測する力が卓越している人からすればある程度は先が読めますが、何も考えずに直感だけでトレードする人だと為替の動きの先を読み当てることは難しいです。
そのため「先が読めないものはギャンブルだ」と判断する人も多いようです。
トレードする人の能力が低ければ結果的にギャンブルになるけど、能力が高くて高確率で的中できる人にとっては「良い投資」になるわね。
他人の心理が相場に影響するためギャンブル扱いする人がいる
ギャンブルは他人の心理は自分の結果に影響することはほとんどの場合でありませんが、FXの場合は自分以外の心理の大多数の動きに左右されます。
例えば世間が「今からは何よりも円が安心だ」となれば自分がどれだけ円を売ろうとしても一瞬で「円買い」が進んでしまいます。
これを「自分でどうしようもないからギャンブルだ」と言う人がいますが、むしろ他人の心理が読めるなら高確率で利益を狙えるので当サイトの見解としてはギャンブルとは真逆だと判断しています。
もし世間の人々が「アメリカの先行きに失望した」と思ったら即座にFXで「円高ドル安」のポジションを持てば利益が狙えるからすごく単純なんだよね。
損か得の「確率2分の1」はギャンブルと同じだから
FXは損をするか得をするかの確率が2分の1です。だから表か裏か?のように感じてギャンブルだと思う人がいるようです。
確かに、結果はざっくり言えば「利益」「損失」の2択になりますが、データと経験をもとに投資対象を選べば高確率で利益を得続けることができるのはギャンブルにはない要素です。
パチンコやスロットには事前に設定がされていますし、競馬や競艇や競輪の場合は乗り物の調子や人の健康状態や精神状態などに結果が左右されるのでいくら確率2分の1でも次が予想できないからギャンブルよね。
FXは主に経済動向に左右されるのと、ごくまれにテロや戦争などの世界規模のハプニングがなければある程度の予想はできるからギャンブルとは言えないよ。
FXはギャンブルでないと断言できる3つの理由
- 人や動物のコンディションや意思に左右されないから
- 運営元の利益はスプレッドなど手数料収入から得られているため
- FXは法人化できるがギャンブルは難しい
生き物などの行動が読めないものを投資対象にしていないことと、ギャンブルのように運営元(胴元)の利益はスプレッドから一定額を得られる仕組みになっているためです。
人や動物のコンディションや意思に左右されないから
競馬・競艇・オートレースは選手や馬のその瞬間のコンディションによって結果を左右されます。そればかりか気分によっても結果は違ってきますし、万が一に八百長や後日の重要なレースのためにひとまず無難に済ませようとするなどの「意思」によっても結果を左右されます。これはFXのような投資とは言えません。
一方でFXの場合は参加している人の数が世界規模で膨大なため意思やコンディションに左右されることは考えられません。
しいて言えば、日銀介入などのタイミングや利上げを決める際の決断に日銀総裁などのコンディションや意思が影響しそうに思えますがそうした国に影響を及ぼす決断は1人で決定できるものではないので個人の影響はないと言えます。
こうしたことからFXはれっきとした投資だと言えます。
運営元の利益はスプレッドなど手数料収入から得られているため
- スプレッド
- 手数料
- スワップポイント
FX会社の儲けは提供しているトレード商品の買値(Bid)と売値(Ask)の差による「スプレッド」と取引時に発生する手数料、それに通貨ペア間のスワップポイント差から利益を得ています。
FX会社は競馬やパチンコのように参加者が負けたお金から利益を得る必要がありません。これがギャンブル会社と金融商品を扱う会社の収益構造の違いです。
FXは法人化して運営することができるがギャンブルは難しい
一般的にFXをやるために法人を作り、会社としてトレードを行うことは可能です。これはFXが投資でありギャンブルでないと社会通念上で認知されているからです。
もし競馬やパチンコをやるために会社を作ろうとしても法人化の際の法人口座を銀行が作らせてくれる可能性は極めて低く実現は難しいです。
法律的には問題はありませんが金融機関が口座開設をまず認めてくれないため「ギャンブルで法人化は無理」と判断しました。FXなら法人口座はわりとスムーズに作れますよ。
FXをギャンブルにしないための5つの心得
- FXは戦略的な判断が重要だと心得る
- リスク管理と損失のコントロールを意識する
- FXでは長期的な視点を持つこと
- FXは知識と経験が全てだと認識しておくこと
- FXは自己投資の一環として捉えるべき
FXは戦略的な判断が重要だと心得る
FXは勘を頼りにしたり何となくでトレードしても利益を重ねることはできません。まぐれで何度か連勝できることはあっても戦略なしにトレードを続けていればいずれ大きな損失を作りそれまでの利益が吹き飛ぶのはよくある話です。
FXの世界には基本パターンのようなものがあり、例えばA国の金利が上昇すれば、それと合わせて通貨の価値が上がる可能性もあり、こうしたパターンを自分の中にいかに多く入っているかによって勝率は変わってきます。他にも政治的な動向や経済指標(GDP、雇用統計、インフレ率など)も為替レートに大きな影響を与えますがこれも毎回だいたい似たような連動をしたり上下をするので過去のパターンに当てはめて予想するような戦略的な判断はいずれ身につける必要があります。
最初から常勝できるような人はいないよ。経験を積み重ねることでトレードの勝率は上がっていくもんなんだよ。
リスク管理と損失のコントロールを心得る
FXはレバレッジを大きく使うことができるため自己資金の100倍や1000倍といった大きなトレードをして大きな利益を狙えます。
そのためやたらと大きなレバレッジを使いがちですがレバレッジが大きくなれば証拠金維持率の最低額をキープするのが難しくなるので大きな為替変動が起きたら一発で資金が吹き飛びトレード終了になるリスクがあります。
レバレッジが使えるギャンブルはありませんがFXはレバレッジを使うのがわりと当たり前なのでリスク管理と万が一に損失が出た場合にそれでも大丈夫なのかどうか常にリスクコントロールを意識しておく必要があります。
ちなみに、FXは国内FXだと最大レバレッジ25倍しか使えませんが海外FXなら1,000倍や2,000倍が使えます。また、国内FXはシステム処理が間に合わなかった場合には追加請求をされるリスクがありますが海外FXは入金額を失うだけで追加請求をされる心配はありません。リスクを抑えるなら当サイトの見解としては断然に海外FXだと思ってます。
FXでは長期的な視点を持つことを心得る
FXはスキャルピングやデイトレのように数秒~1日の超短期間で利益を出すこともできますが、それでも長期的な視点を持っていなければ短期利益狙いも失敗の連続になるリスクがあるので注意が必要です。
一見、単発の短期トレードをしているように見えても、単発を頻繁に行っていればそれは中長期的なトレードと同じ結果になるからです。
例えば「この先、円高と円安のどちらに動いていくか」のように全体像を分かっていなければ、ひたすら予想が外れたトレードを繰り返してしまうリスクがあるわけです。
特に資金が大きな人だと、小さなトレードを数こなすよりも、例えば、ドル円のロングポジションでスワップポイント(利息)狙いでホールドする人も多いんだよね。この場合、相場の大局を見えていないと損するけど見えている人にはこんなラクな投資はないと言われてるよ。
FXは知識と経験が全てだと心得えておく
ギャンブルはどれだけ経験や知識があっても勝敗の大部分は運で決まります。ところがFXの場合には逆で運よりも知識と経験が勝敗を左右します。
例えば、ポジションを持った後に大事な経済発表が控えているとしたら「今回は良い数字の発表らしい」と分かっていれば相場の動きも予想がつきますよね。
そのような為替変動に影響する大きな経済発表は”いつ何があるか”は事前に全て分かっています。
また、中東情勢が緊迫をし始めると原油価格が高騰したり金価格が上昇するなどパターン化しているものも多くあります。原油や金もFXではトレード対象にありますし、それらの価格がドルや円に影響するパターンも知っていればFXで利益を出すには「運よりも知識と経験」が大事だとお分かりいただけると思います。
もちろん運も大事よ。法人でトレードしている人だと運を上げることも重要視していて事務所に神棚とかも用意している人もわりと多いのよ。大事なのは「運」だけじゃなく「運も」ってところよ。
FXは自己投資の一環だと心得る
FXはギャンブルではないので株投資と同様に経験が増えれば勝率も上がるのが一般的です。
当然ながら経験を積み重ねるにはFXトレードで失敗と成功を経験することが必要なため時にはトレード失敗で資金を失うこともあります。
ただし、そうしたトレードに失敗して資金を失った経験は次のトレードに活かされるので「自己成長型の投資」と思うことも大切です。
海外FXなら口座開設ボーナスや入金ボーナスがもらえるから自己資金だけでトレードするよりずっと大きな額のトレードが経験できるよ。
FXはギャンブルなのか? まとめ
FXはギャンブルと見なされがちですが実際には投資です。ギャンブルと違いFXは経済の動向や政治的な出来事に基づいた分析が重要であり、運の要素はわずかだからです。
金融庁が認めた投資商品であることや、海外でも金融ライセンスを持つ企業が運営している点もFXが正当な投資である証拠です。
また、ギャンブルにはイカサマのリスクが伴う一方でFXにはそのようなリスクは存在せず、経済が複雑に作用するため1つの国や政府やましてやFX業者による不正操作は不可能です。
結果として、FXは他者の心理や経済動向を予測する能力が利益に直結するため運だけに依存するギャンブルとは異なると断言できます。
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