海外FXの用語に「ゼロカットシステム」という言葉がありますが、これは国内FXには存在しない言葉なのでご存知ない方も多いと思います。
何かがゼロになるのは想像できるけど、僕らトレーダーにとって良い意味か悪い言意味か気になるね。。。
安心して!良い意味よ!そしてこれは海外XFだけが認められているもので国内FXよりも海外FXの方が安心できると言われる根拠にもなってるものなのよ。
今回の記事では、ゼロカットシステムがどういう意味なのか?分かりやすくまとめてみました。
ゼロカットシステムの基本情報
ゼロカットシステムって何?
ゼロカットシステムは「トレード資金の他には1円も追加請求されないルール」です。
FXでは原則としてロスカットシステムが発動するので証拠金維持率が20~0%(XMだと20%)を切った瞬間に強制決済をされるためそれ以上に資金が減ることはありません。
ただし、急激な為替変動などにより注文が殺到した場合にごくまれにロスカット処理が追いつかずに資金残高がマイナス残高になってしまうことがあります。
そうしたロスカットが間に合わずにマイナス残高になった場合でもFX会社が損失補填をしてくれるので1円も請求されることがない”神ルール”がゼロカットシステムなんです。
国内FXの場合だとマイナス残高になった分は払わないといけないのよね。それで「FXで借金ができた」なんて話があるのよね。
つまり、ゼロカットシステム採用の海外FXを利用しておけば、万が一のテロや米大統領の気まぐれな発言などで一瞬にして為替が大変動しても追加支払いのリスクは避けられるってわけだね。
ゼロカットシステムの仕組み
ゼロカットシステムの仕組みは3要素で成り立っています。
- 証拠金維持率の管理
- 強制ロスカット
- ゼロカットの適用
1が常に作動してて、2の発動が間に合わなかった時に3が発動してくれるってイメージよ。
証拠金維持率の管理
トレーダーがポジションを持っている間、FX会社はそのトレーダーの証拠金維持率を常に把握していてFX会社が定めている水準を下回るとトレーダーに通知を届けてくれます。
例えばXMのようにアプリでトレードできるところだとアプリに通知が来るからスマホを持っていれば通知に気付けるよ。
証拠金維持率がかなり減ってるから”追加入金で証拠金維持率を上げるか含み損を損切りして離脱するか決めてね~”って意味の通知ね。
強制ロスカット
FX会社ごとに20~0%の間で強制ロスカットをする水準が決められています。(XMなどロスカット水準20%のFX会社が多いです。)
もしロスカット水準を下回ればその瞬間に強制的にポジションを決済されて損失が確定します。
損失が確定するもののそれ以上に損失を大きくしないための自動的な措置です。
中にはロスカット水準0%のFX会社もあるよ。全額を失うリスクはあるけど証拠金維持率1%から急激に為替が反転すれば大儲けする可能性もあるからギリギリまで勝負したい人にはロスカット0%のFX会社が向いてるよ。
ゼロカット システムの適用
急激な相場変動などで本来なら間に合うはずの強制ロスカットの処理が間に合わなかった場合に、トレーダーの資金欄はマイナス残高になってしまいます。
これが国内FXだったらマイナス分の支払いを求められますが、海外FXだとここで「ゼロカットシステム」が発動してくれ、マイナス残高はリセットされて単純に残高0円(0ドル)で終了となります。
続けてトレードしたい場合は入金すればすぐにトレードを再開させられます。
FX業者にマイナス残高を補填してもらってもペナルティは発生しないので安心してね。
ゼロカットシステムのメリット
ゼロカットシステムには以下のようなメリットがあります:
- 損失を限定的にしてくれる
- 追加支払いのない安心感
損失を限定的にしてくれる
どれだけ大きな為替の動きがあっても損失額は入金済みのお金に限定されるので資金管理がシンプルに行えます。
初心者が勘違いしやすい注意点としては、トレード資金に使っていないつもりでもトレード口座に入金していれば証拠金としてカウントされるので守りたいお金はFX会社の口座には入れずにEウォレットや銀行口座などに保管するのが一般的です。
追加支払いのない安心感
どれだけ大きな損失が発生したとしても入金額がゼロになればそこで終了となり追加で入金を求められることがありません。
これが国内FXだったらFX会社が倒産した時の保証こそあるもののゼロカットシステムが法律で認められていないため急激な為替変動によりマイナス残高が発生した時にはその支払いを求められるリスクを抱えています。
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ゼロカットシステムには罠があるという噂は本当か?
ゼロカットシステムはマイナス残高の支払いを求められないメリットがありますが、「罠がある」と誤解している記事もたまに見かけます。
そこで「ゼロカットシステムに罠がある」と誤解を生んだ原因をまとめてみました。
海外FXのゼロカットシステムについての誤解とその原因
ゼロカットシステムには多くのメリットがありますがトレードのリスクをなくすものではありませんし、システムゆえに絶対に100%間違いなく発動する保証もありません。(ほぼ100%には近いですが)
そのため「罠」と表現する人もいますがそれは「ゼロカットシステムは万能」だと勘違いしているから生じる「誤解」だと考えられます。
どのような誤解か?以下に誤解のもととなっている3要素をまとめてみました。
「ゼロカットシステムがあるから安全」という誤解
そもそもゼロカットシステムは損失をゼロにするわけではなくて口座残高がマイナスになるのを防ぐものです。
マイナスになるのを防ぐのが目的ですからトレーダーの証拠金が全額失われるリスクはあります。
証拠金が全額失われるリスクはリスクはレバレッジの高さと比例して大きくなります。
「ゼロカットシステムが常に完璧に発動する」という誤解
ゼロカットシステムはトレーダーがマイナス残高になるのを防ぐメリットがありますが、システムゆえに100%常に絶対に発動するとは限りません。
極めてまれなケースですがゼロカットシステムが発動しない可能性もあります。
私のトレード経験からだとまだゼロカットシステムが間に合わなかったという体験はしたことがないわ。周囲のトレード仲間でもまだいないし個人的にはメインで使ってるXMに信頼を寄せてるわ。
「証券会社が全てのリスクを負う」という誤解
ゼロカットシステムが発動すれば海外FX会社はあなたのマイナス残高を0円になるように補填します。
これだけだと証券会社が全リスクを負ってくれているように思えますが、実は補填するお金は日々の取引コストや手数料に上乗せされている可能性があり間接的にトレーダーが負担しているとも言えます。
ただし、手数料などに上乗せされている分も「保険料」だと考えれば納得できる話よね。
ゼロカットシステム 3つのデメリット
ゼロカットシステムにはメリットだけでなくデメリットが3つ存在しています。
- 取引コストが上昇する
- 過度なリスクテイクを助長しやすい
- リスク管理能力が鈍くなる
取引コストが上昇する
ゼロカットシステムは保険のような意味があると先ほどご紹介しましたが、タダでそんな保険に守られるわけはありません。
ゼロカットシステムの導入で安心できる分だけ取引手数料やスプレッドが少し広くなるなど何かしらの取引コストが上昇することに繋がっています。
ただし、保険として考えたら多少のコストアップでも安心を得られるメリットの方が大きいとは思うわ。
過度なリスクテイクを助長しやすい
ゼロカットシステムに守られていることが分かったうえでトレードできるため、どうしても「最悪でも入金分がなくなるだけだ」と強気なトレードがしやすくなります。
強気なトレードがしやすくなるということはそれだけリスクも取りやすくなるわけです。
ゼロカットシステムが発動しても証拠金全額を失うリスクはあるので無謀な取引は避けるように慎重に考えてトレードする習慣をつけることが重要です。
リスク管理能力が鈍くなる
ゼロカットシステムに守られているとトレードに対してのリスク管理能力がどうしても鈍くなります。
最悪の場合でも追加で支払を求めらえれる心配がないため思い切ったトレードができますが、それに甘えてしまうと危機感が鈍りリスク管理能力が鈍くなるので注意が必要です。
これはボーナスを使ってトレードをしている時にも似ている鈍さだと実感してます。
ゼロカットシステムに潜む注意点
ゼロカットシステムを採用しているFX業者でトレードをする際には以下の3点に注意が必要です。
- FX会社の信頼性
- リスク管理の徹底
- 取引コストの確認
FX会社の信頼性
ゼロカットシステムを導入しているからと言って全ての海外FX会社が手放しで信用できるとは言えません。
少なくても「しっかりとした運営歴(例えば10年ほどの長い運営歴)があるか?」「ライセンスはしっかりしたものを保有しているか」「日本語サポートに対応しているか」これらは無視できません。
リスク管理の徹底
ゼロカットシステムがあることで安心して思い切ったトレードができることは強みになりますが、逆に入金額の範囲内でリスクは収まることが分かっているので安易なトレードをしてしまう人も多いようです。
レバレッジを限界まで高くして一発勝負のようなトレードをして大きな利益を狙うなどリスク管理とは程遠い博打のようなトレードをする人もいます。
その時はたまたまうまく行ったとしてもそのようなトレードでは経験値として得られるものがありません。常にリスクを考慮したトレードを行うことが上級者トレーダーへの道だとされています。
取引コストの確認
ゼロカットシステムを導入している業者が必ずしも手数料が大きかったりスプレッドが広いとは限りませんがそうした傾向はあります。
なのでご自身が選んだFX業者の手数料やスプレッド幅が他社と比べてどうなのか?は入金前に知っておきたいところです。
ゼロカットシステムを徹底解説!罠とは? まとめ
ゼロカットシステムは海外FXに導入されていますが国内FXは導入されていません。
ゼロカットシステムを採用している業者でトレードをすれば、最悪の場合でも入金額の範囲内での損失で収まります。追加で請求される心配はまずありません。
ゼロカットシステムが発動すれば資金欄がマイナスになってもマイナス分をそのFX会社が補填してくれるので安心してトレードに集中できます。
ただし、ゼロカットシステムは100%確実に作動するわけではなくてごくまれに処理が間に合わずにマイナスのままにになることがあるそうですが私や周囲のトレーダー仲間でもまだ実際には経験した人に出会っていません。それだけレアなケースだと思います。
国内FXの場合は金融庁がゼロカットシステムを許可していないので下手するとトレード中に大きなマイナス残高となり支払いを請求されるリスクがありますが海外FXはゼロカットシステムが導入されているところがほとんどなので余計な心配がありません。
ちなみに国内FXでマイナス残高が発生し、それを払うお金がない時は借り入れをするなどして返済する必要があるため「FXで借金ができた」と表現する人もいます。海外FXはそんな心配がないので安心してください。
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ちなみに、法人口座でトレードをするなら法人口座が作れる海外FX業者を選ぶ必要があります。なおXMは法人口座が作れません。
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