スキャルピングは数秒から数分の短時間で売買を繰り返す取引手法で、多くのトレーダーに人気がありますが禁止しているFX業者も多いです。
とくに国内FX業者の多くは正式に禁止しています。仮に禁止していなくても国内FX業者でスキャルピングすれば口座凍結のリスクが非常に高いので怖くて使えません。
一方で海外FX業者ならスキャルピングは認められています。スキャルピングで口座凍結した事例もありません。
海外FX業者だとスキャルピング向けの口座を用意しているくらいで後押しすらしてくれてるよ。
ただし、スキャルピングが認められている海外FXでも特定のルール違反をやると口座凍結になるリスクがあるわよ。
そこで今回は、スキャルピングが認められている海外FX業者の紹介と、そこでルール違反を避けるための注意点を紹介してみました。
スキャルピングを公式許可してるFX業者 厳選3社
過去にスキャルピングにおすすめの海外FX業者でも紹介した3社だよ。スプレッドの狭さだけじゃなく運営歴・ライセンス・日本語対応力など総合的に判断してあるよ。
最小スプレッド表 | XM (KIWAMI極) |
FXGT (ECN口座) |
AXIORY (ナノ口座) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.2 pips | 0.2 pips | 0.2 pips |
EUR/USD | 0.2 pips | 0.2 pips | 0.1 pips |
GBP/USD | 0.9 pips | 0.3 pips | 0.3 pips |
これらはいわゆる「海外FX業者(日本語対応)」で、公式サイトでもスキャルピングを禁止してはいません。
XM(口座開設と入金でボーナスを最大約150万円分もらえる)
スキャルピングをするうえでスプレッドだけ見ればXMはゼロ口座が最小0スプレッドで最強だけど手数料が片道5ドルもかかるんだ。だからKIWAMI口座の方がオトクなんだよ。
- 平均約定率99.98%
- スキャルピングに推奨なのはKIWAMI極口
- XMは無料VPSも使えるからスキャルピングをより高性能にできる
この記事で紹介している海外3社で唯一の口座開設ボーナスと入金ボーナスが両方もらえるFX業者です。
ボーナスは最大で約150万円もらえるのでスプレッドが他社より広くても十分にカバーできます。
FXGT(口座解説と入金で最大約120万円のボーナス)
- PRO口座またはECN口座が最適
- 口座開設ボーナスと入金ボーナスがある
TitanFXもXMと同様にボーナスがあります。スプレッドが広い通貨ペアを使う場合でも最大ボーナス額120万円で十分にカバーできる強みがあります。
AXIORY(FX中級~上級者に最適)
- ボーナスがない代わりにサーバー等を強化
- どちらかというと中~上級者に最適
AXIORYは次に紹介しますTitanFXと同じでボーナスがありませんがボーナスを提供せずに浮いたお金をサーバー強化などに回しているので上級者トレーダーには好まれてます。
スキャルピング禁止じゃないけど口座凍結のリスクがあるFX業者
これらはいわゆる「国内FX業者」で、公式サイトではスキャルピングを禁止していませんがスキャルピングの頻度が高すぎると口座凍結するリスクが非常に高いです。
頻度がどの程度を言っているのかが不明なのが怖いんだよね。
- ヒロセ通商(LION FX)
- JFX
- GMO外貨(GMO外資)
- SBI FXトレード
- DMM FX
- MATSUI FX(松井証券FX)
- みんなのFX
- 外貨ex byGMO
- 外為どっとコム
禁止じゃないけどいつ口座凍結されるか分からない心配を抱えたままトレードするのは精神的に良くないわよね。
それに実質的にはスキャルピングを禁止しているようなものだと思うわ。
もちろん先に紹介した海外FX業者ならどんなに過密スパンで大量スキャルピングを行っても大丈夫というわけではありませんが許容量がまるで違います。
海外FX業者でスキャルピングをやっている法人や専業のトレーダーらでも口座凍結されたという話は聞いたことがないのでスキャルピングをやるならやはり海外FXのほうが断然に大きな安心感があります。
そもそも口座凍結なんてしたら最悪の場合は出金拒否までされるリスクがあるのでやはりスキャルピングやるなら海外FXを使うのが賢明は判断だと言えそうです。
スキャルピングを禁止しているFX業者がいる理由
- システムへの高負荷を嫌がっているから
- マーケット操作のリスクを懸念しているから
- FX業者の収益性が下がる傾向があるから
- 国によっては規制対象になっているから
- スリッページや約定拒否によるトラブルを避けたいから
システムへの高負荷を嫌がっているから
スキャルピングは短時間で大量の取引が行われるという特性からFX業者のサーバーに高負荷がかかります。
もちろん資金をつぎ込んで高性能なサーバーや大量なサーバーにすることで対処できますが巨額の資金を投入できないFX業者にとっては対処ができないのでスキャルピングを禁止にしているところも多いようです。
とくに国内FXのように顧客が日本にしかいないケースだと必然的に顧客数が限られるので世界中に顧客を抱える海外FX業者のように大きな資金を使うことは難しいと推測できます。
マーケット操作のリスクを懸念しているから
これはよほど資金が大きいトレーダーに限りますが、高額資金にハイレバレッジを使ってスキャルピングをすると一瞬ですが為替相場を動かしてしまうためその影響をFX業者としては懸念しています。
市場の公平性を失わせるトレーダーが自社の顧客にいるとFX業者としては立場上好ましくないため対応できる自信がない業者はスキャルピングを禁止する傾向があります。
FX業者の収益性が下がる傾向があるから
スキャルピングはスプレッドが極めて狭い環境で行われるためFX業者の利益を圧迫します。
スプレッドはFX業者の利益になるので当然です。
それだけでなくリベートプログラムを導入しているFX業者だとさらに利益を圧迫します。
近頃はどこのFX業者もスキャルピング向けの口座を用意していることもありライバル業者に対抗するにはよほど資金力(収益力)が潤沢な業者でないと厳しいと思われます。
そのため資金力に強みがない業者などではスキャルピングを禁止にして堅実な運営方針をとっているところも多いようです。
国によっては規制対象になっているから
XMやFXGTやTitanFXなど海外FX業者は世界中でトレーダーにサービス提供をしていますが、提供する国の規制でスキャルピング禁止をしている場合は当然ですが対象外サービスとなります。
これはFX業者の力量の問題ではなくサービス提供する国の規制が理由なので仕方がありません。
幸い日本はスキャルピングが禁止されていません。
スリッページや約定拒否によるトラブルを避けたいから
スキャルピングの特徴は超短期の取引を繰り返すことですが、そのようなトレード環境ではどうしてもスリッページ(注文と結果の誤差)や約定拒否が発生します。
これはどれだけ高性能なサーバーを導入しても発生を防ぐことはできないため、一部のトレーダーからはクレームをつけられるようです。
資金力があり高性能なトレード環境を提供できている業者でも避けられないため、資金力にものを言わせることができないFX業者ではさらにひどい結果が安易に想像できます。
そうした煩わしさからスキャルピング禁止を規約に盛り込んでいる業者がいます。
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