XMでトレードを行う方には初心者の方も多いと思いますがポジションを持つ際にそのポジションに求められる必要証拠金はいくらか?が分かっていないと困るケースが多発します。
例えば、「とりあえず最小の0.1ロットだから必要証拠金の維持率なんて気にしなくていいだろう」と注文したところ「想像よりずっと少ない証拠金維持率」になった・・・なんてケースがあります。
ハイレバレッジを使ってたら証拠金維持率100%や200%だと一瞬でロスカット水準の20%まで下がるのは一瞬なので注文前に証拠金維持率を把握しておくことは大切です。
証拠金維持率の計算はXM公式サイトの自動計算ページを使うとラクだよ。
XMのロスカットは必要証拠金20%なので、仮に注文時に100%や200%の証拠金維持率があったとしても日銀の為替介入や米大統領の一言で為替が激変すれば数分のうちに20%を下回り強制ロスカット(強制退場)となることもあります。
仮にレバレッジ1,000倍まで上げていなくても300倍や500倍でも変動スピードは早いのでうっかり大き過ぎるポジションを持ってしまうと強制ロスカットになりやすいので事前に証拠金維持率がどのくらいになるか知っておくべきなんです。
XMは自動計算で必要証拠金を算出してくれるページもあるけど、一度覚えてしまえばカンタンに使える式があるのでぜひ計算式を使えるようになりたいわね。
必要証拠金を出す計算式を覚えればもう初心者は脱出したも同然よ!
XMで必要証拠金を出すための計算式
証拠金の計算式
必要証拠金の計算は以下の式で行われます:
必要証拠金=(取引量×契約サイズ×市場価格)÷レバレッジ
ここでXMのスタンダード口座でドル円を使った例をあげると
- 取引量: 1ロット(スタンダード口座は10万通貨単位
- 契約サイズ: スタンダード口座は1ロット = 10万通貨単位
- 市場価格: 通貨ペアの現在の価格
- レバレッジ: 口座で設定されたレバレッジ(XMは最大1,000倍)
XMの「USD/JPY」で必要証拠金を出すための具体例
USD/JPYの場合
- 取引量: 1ロット
- 契約サイズ: 10万 USD
- 市場価格: 1 USD = 150 JPY(とした場合)
- レバレッジ: 100倍
計算式に当てはめると
必要証拠金=(取引量1×契約サイズ10万×市場価格150)÷レバレッジ100
必要証拠金は150,000円となります。
つまり、USD/JPYの1ロット取引を行うためには、150,000円の証拠金が必要ということです。
XMの「EUR/USD」で必要証拠金を出すための具体例
ポイントは「1 EUR = 1.1 USD」とドルに直すところだよ。これを覚えとけば他通貨に応用できるよ。
- 取引量: 1ロット
- 契約サイズ: 10万 EUR
- 市場価格: 1 EUR = 1.1 USD(とした場合)
- レバレッジ: 100倍
計算式に当てはめると
XMの公式ページにある証拠金計算ツールを使ってラクする方法
こちらの公式サイトのページに入り、口座の通貨や通貨ペアそして口座タイプを選択したら後はロット数とレバレッジを入力後に「計算する」をクリックします。
すると必要証拠金が表示されます。
これが便利なのは内容を変更して「計算する」をクリックすれば何度でもなり直しができることだよ。僕はこれがなかったら計算はあきらめるところだったよw
上記場合だとレバレッジ100倍だと必要証拠金は15万円になるけどレバレッジ500倍にしたらわずか3万円になるなど初心者には良い勉強ツールにもなります。
XMの証拠金維持率に影響する2大要件
証拠金維持率に影響を及ぼすものとしてレバレッジ数と証拠金の変動があります。
どちらも証拠金の維持率とは切り離せないものなので初心者トレーダーは最初に知っておくべきことと言えるわよ。自分が狙った維持率になるよう注文できるようになれば中級者トレーダーと言えるかも。
レバレッジ設定
XMはレバレッジが最大1,000倍まで使えますが取引する商品の種類や有効証拠金が4万ドル(600万円)を超えた場合に最大レバレッジが500倍に制限されます。
他の海外FX業者だともっと条件が複雑で保有ポジション数や合計額などいろんなことに注意してないとレバレッジを維持するのが難しいんだよ。
その点、XMは単純に有効証拠金の合計(全口座)だけカウントしとけばいいからラクなんだよね。
証拠金の変動
証拠金は市場の変動により変わりますがとくに極端な円高や円安に振れている時は毎日のように大きな変動を繰り返します。
ちょうどこの記事を書いている2024年7月末の時点でも日銀介入や利上げ発表などによって1日で3円や数日で5円も円高になる激しい動きをしています。
そんな激しい変動が2ヶ月ほど続いておりトレードに参加していた人のなかにはハイレバレッジを使っていたために思った以上のスピードで証拠金維持率が減り何度も追加入金をした人も多いと思います。
そこで最初に話を戻しますが注文を入れる時に証拠金維持率を300%にするならいくらの注文をすればいいか?など証拠金維持率を目安に注文を入れることができなければ注文後に一瞬でロスカットになるリスクがあるわけです。
XMで必要証拠金を計算する方法 まとめ
XMで必要証拠金を計算するには公式サイトにある自動計算ページを使うことで誰でも簡単に必要な証拠金を知ることができます。
入金額に対して注文数量が小さい場合には証拠金維持率が1,000%など非常に高い数値となるため必要証拠金を気にする必要はありませんが、よほどトレードをこなしてきた上級者トレーダーでもなければ注文を入れてみないと必要証拠金がいくらになるか分からないので事前に計算をして把握しておくことは何よりも大事なことだと言えます。
必要証拠金はその時のポジションに対して証拠金率がいくらキープできているかトレード画面に表示されているので相場変動により証拠金維持率が低くなれば追加入金で証拠金率を上げることもできますし、複数保有しているポジションならそのうちのいくつかを決済してしまうことで証拠金を増やして維持率を高めることもできます。
ただし、理想的なトレードはやはり注文を入れる時にいくらの証拠金が必要となり証拠金維持率がいくらになるかを分かったうえでポジションを持たないとうっかりしてポジションを持った直後に強制ロスカットとなり大損するリスクがあるので最初は公式サイトの自動計算を使うことをおすすめします。
もしもXMのロスカット水準20%よりも0%のFX会社でギリギリまでトレードしたい人にはロスカット水準0%のFX業者の方が便利だよ。
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